語学留学、ネイティブの視点で英語学習に取り組む

語学留学、ネイティブの視点で英語学習に取り組む

ブログ「DIY English」の制作者「大葉かむ」です。

語学留学では、英語を使う環境に身を置きつつ、長い期間を英語学習に費やします。そのため、日本での英語学習と違い効率的に英語能力を向上させることができます。もちろん、そのためには個人の努力は必要不可欠であり、語学学校に頼りきりの生活スタイルでは成し遂げることができません。

そのことを十分に熟知した上で、個人で自主学習に努めた人は、その本人も自覚しないまま、想像以上の英語能力を手に入れることになります。このことは、たいへん素晴らしいことなのですが、ときとして盲点を生むこととなります。

それが、自分自身の急成長を自覚できないという点です。そのため、従来の英語学習法をそのまま1年に渡って継続してしまい、語学留学の後半は思った以上の成果を得られない場合があります。

どの学問にもいえることですが、人は成長とともに常に学習法を見直す必要があります。それは、そのときどきの個人の能力によって、適した学習法が違ってくるからです。特に英語学習においては、その差が顕著に現れるため、英語学習法の見直しがより重要度を増してきます。

私たちが英語能力の高い人の英語学習法をまねしても上手くいかないことは、私たちの英語能力が低いことで起こる現象です。このようなミスマッチが起こらないように、今回は語学留学先で英語教材および英語学習法の見直しについて、2つのテーマで説明します。
日々の微妙な視点の変化
英語を多角的に捉える能力

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1. 日々の微妙な視点の変化

Changes In Daily Perspective

語学留学中に英語学習法の見直しを行なっている人は、数多くいます。しかし、そこに自分自身の成長を加味できているかといえば疑問が生じます。特に日本国内において、資格を通して自分自信のレベルを把握していた人にとっては、海外での英語能力チェックは難しいでしょう。

海外においても英語資格を受験することは可能ですが、十分な英会話能力を有していなければ、その資格の受講までのプロセスが障壁となります。また、仮に語学学校などのサポートによって受講できたとしても、そのスコアから客観的に自分自身の能力を判断できるか、いささか疑問が残ります。

まず意識しなければならないことは、あなた自身の能力が語学留学を通して急激に成長しているということです。特に日本人は自分自身に対して過小評価をする傾向にあります。ときにはそれが美徳となりますが、英語学習においてはただのミスマッチであり、英語学習の効率を下げることに繋がるだけです。

特に成長が垣間見えるのが視点の変化です。これまで日本という環境下で英語学習を行なっていたために、どうしても日本人的考えが定着しています。それに対して、海外で英語を学ぶことであなたの視点がネイティブの視点へ変わり始めます。そうなるとこれまでの英語に対する考え方がガラリと変わります。

しかし、この考えの変化は日々の英語学習の中で少しずつ行なわれるものです。そのため、長いスパンで見れば急激に変化しているものの、日々の生活の中ではあなた自身が気付くことは難しいです。

英語に対する考え方の視点が変わるとこれまでの英文法などの捕らえ方も変わります。しかし、日本国内において、これまでに英語の基礎知識については十分な時間をかけてきたため、留学先に来てまで再度振り返るということは中々しないものです。そのため、この部分が大きな盲点となります。

英文法などの基礎部分は英語能力全体の底上げに大きく貢献します。だからこそ、再度見直すことであなた自身の英語能力の成長を加速させることができるのです。今一度初心に返るつまりで、原点に立ち戻りましょう。

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2. 英語を多角的に捉える能力

Ability To Capture From Multiple Angles

立ち戻る際に英文法については、かなりの時間をかけることをおすすめします。私たちは英文法を理解する上で、日本語や日本の文化を背景に理解します。その価値観やものの捉え方が海外生活を通して大きく変化していきます。

特に英語は海外の言葉なわけですから、もちろん海外の文化を反映しています。そのため、英文法を再度学習し直す際には、その海外の文化を通して学び直すことが大切です

ネイティブが英語が堪能なことが当然ですが、そこには無意識というものがあります。それに対して、私たちノンネイティブはその無意識の部分も掘り下げて理解する必要があります。一見すると不利に思えるかもしれませんが、ノンネイティブの方が英語をより深く理解しているということはよくあることです。

みなさんは、地元の観光名所を知っていますか?他県からきた友人の方があなたよりも詳しいということがよくあることだと思います。語学留学においても、観光地や歴史について質問した際に現地の人は知らないことがよくあります。

そこにあることが当たり前という状況は、ときとして人々を盲目にします。言語も同じです。自然と覚えたものであり、使えて当たり前という状況下で掘り下げることは中々しません。それは、私たちが日本語の文法を説明できないこととまったく同じことなのです。

私たちは海外生活で得た知識や経験を元に、日本という国や文化、言葉も利用して英語を多角的に捉えることができます。そのため、英語という言語をより深く、より広く知ることができるのです。

また、留学先によっては公用語が他にも存在することがあります。余裕があれば、その言語に触れるべきでしょう。多くの言語を学ぶことは、英語学習自体がおろそかになると考える人がいますが、そのようなことはありません。多くの言語に触れるということは、多角的にその言語を捉えることを可能とし、より理解度を深める手助けになるのです。

最初の英語を覚えることは苦労するものの、3ヶ国語目以降から簡単になるとよく言われます。実際、私もフィリピンに海外出張に来て、現地のタガログ語も学習していますが、英語よりも簡単に感じます。なぜなら、日本語と英語の両方でタガログ語と比較できるからです。英語を理解するときは、日本語と比較するだけでしたが、タガログ語では比較対象が2つとなったことで、特に文法の理解度が増します。また、フィリピンはスペインとアメリカの植民地(日本も短期間だけ占領)であった時代があり、タガログ語がその影響を受けていることも理解度を向上させた要因として大きいことでしょう。

英語を文法から見つめ直すことは、あなたの英語能力を向上させるだけでなく、英語に対する関心をより深めることにも繋がり、それがさらにもっと異文化に触れたいという気持ちにも繋がります。英語はあくまでコミュニケーションの道具に過ぎません。英語を通して、できることを増やして行くためにも、ネイティブの視点に立った英語学習に取り組みましょう。