英語上級者へ!語学留学中に下準備を済ませる

英語上級者へ!語学留学中に下準備を済ませる

ブログ「DIY English」の制作者「大葉かむ」です。

語学留学、特にフィリピンを留学先に選ぶ人たちの多くの場合は、英語能力に対しての自信がありません。かく言う私もその1人です。十分な英語能力を有しているのであれば、学生であれば正規留学(海外の大学に入学すること)を行なうでしょうし、社会人であれば海外で働く、もしくは海外旅行を楽しむでしょう。

そんな中、語学留学中に英語能力、特に英会話能力を向上させた人は、英語学習初心者として1つの大きな壁を乗り越えたと思います。その壁がB1の壁です。B1とは、CEFR(セファール:Common European Framework of Reference)と呼ばれる「ヨーロッパ言語共通参照枠」の1つです。B1の1つ下にあたるA2は、CEFRの中でBasicに位置し、B1(Independent)にステップアップするためには、その前に立ちはだかる大きな壁を越えなければいけません。

B1はTOEICスコアでいうところの550点から775点の間に該当します。このレベルは、日本国内であれば英語ができる分類に入るかもしれませんが、世界的に見ると脱初心者に過ぎません。

そこで、英語上級者であるProficientのC1を目指すわけですが、これはTOEICスコアでいうところの945点以上という高得点に位置します。このB2からC1にかけてある壁が2つ目の壁(C1の壁)となります。

日本人、特に私のような英語学習初心者は最初の壁を越え、B1レベルになると満足してしまうことがあります。頑張ったとしてもB2レベルで止めてしまうケースも多いことでしょう。なぜなら、B2レベルになるとTOEICスコアが800点を越えてくるからです。しかし、世界的に見るとTOEICスコアの550点から935点はノンネイティブの中級者に過ぎません。

にもかかわらず、日本ではなぜかTOEICスコアが何の意味もなく100点刻みで区分けされるだけでなく、800点を越えると英語が流暢に話せると評価しています。また、TOEICスコア900点を越えることは難しいと日本では言われていますが、CEFR基準から言わせれば、800点も900点も同じ区分に該当します。

しかし、本当に難しいのは945点の壁(C1の壁)を越えることなのです。なお、ここでいうTOEICはListening & Reading Testを意味します。そして、945点の内訳はListeningが490点以上、Readingは455点以上となります。満点はそれぞれの495点であることから、Listeningについては、ほぼ満点が要求されます

Listeningの強化については、語学学校の授業が手助けをしてくれるわけですが、2つ目のC1の壁を越えるとなると語学学校に全て頼っているようでは達成できません。また、私のような英語学習初心者が1年でここまで成長することはまず不可能です。しかし、この2つ目の壁にまで突き進むことは可能です。そして、帰国後にC1以上を目指すのであれば、語学留学中の貴重な時間を活用して、少しでもその壁をよじ登る努力は必要となるでしょう。特にReading部分については、自学自習に頼るほかないため努力を怠ってはいけません。

そこで今回は、語学留学中のC1の壁をぶち破る準備について、2つのテーマで説明します。
自学自習で地道に下準備をする
語学学校の授業を怠らない

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1. 自学自習で地道に下準備をする

Prepare Yourself With Study

C1の壁を越えることを視野に入れた英語学習を行なうのであれば、早め早めの準備必要となります。語学留学を行なう人は、日本国内であらかじめ英語の基礎能力を身に着けていると思います。しかし、英会話の部分(ListeningとSpeaking)はおろそかになりがちです。そのおろそかにした部分を語学学校の授業で補うことになるわけです。

基礎能力が十分に確保されている場合、毎日の語学学校の授業以外に自主学習を続けているとあっという間にB1、B2レベルに達します。しかし、私たちの基礎能力はB1、B2レベルしかなく、これ以降はReadingとWritingについても能力が不足します

そのため、この後に停滞期が訪れます。これは、TOEICでもよく言われていることで、スコア800点台になるとしばらくスコアが上がらないというものです。その大きな原因が、多くの人が高校で英語の学習を終了してしまっている点が上げられます。B2以降は実用英語技能検定(英検)でいうところの準1級以上に該当し、これは大学生以上の能力ということになります。つまり、高校英語までしか学習していない私たちが語学学校に行ってB2で停滞することは、極々自然なことなのです。

このC1の大きな壁を越えるためには、長い時間を必要とします。そのため、B2のレベルに達してからそのための学習を始めるようでは、時間がもったいないだけでなく、停滞期が長くなるためにモチベーションの低下にも繋がってしまいます。

特に語彙力不足は深刻です。高校卒業程度の一般的な語彙力では、これまで覚えてきた倍以上の語彙力(9600程度)まで語彙数を増やさなくてはいけません。語彙力強化には長い時間が必要です。そのため、毎日少しずつ語彙数を増やし、語学留学中に少しでもC1の壁を越える準備を整えることが重要となります。

また、英文法についても自学自習で強化していく必要があります。英会話(口語)で用いられる英文法は、本などで使われる文章(文語)に比べてどうしても簡単なものになってしまいます。そのため、語学学校の授業だけは英文法の能力がほとんど向上しないのです。

英語は言語である以上、使った時間、取り組んだ時間に比例して能力が向上します。英文法の能力を向上したいのであれば、やはり自学自習で強化するほかないのです。

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2. 語学学校の授業を怠らない

Never Neglect A Language School Class

C1の壁を突破するために自学自習が必要であることは分かったと思いますが、あくまで帰国後の準備ということを忘れてはいけません。優先されることは、語学留学でしかできないことです。特にListeningとSpeakingに関しては、語学留学中に能力を向上させる方がよいこと明らかです。

基礎能力がある私たちは、ListeningとSpeakingは慣れの部分が大きいです。しかし、それだけではありません。語学学校の授業を通して、Listeningが強化されると日本いたときには分からなかった発音の苦手な部分が顕著に現れてきます。それは、発音できない音は聞き取れないという原則が働き、一部の音が聞き取れないことでその事実が発覚するからです。

私たちは日本国内でネット配信動画や教材などを使って発音の強化をしますが、やはり発音を修正する上で、相手(先生)がいることは心強く効率的です。語学留学というこの機会を最大限利用するためにも、授業においてこの弱い部分は徹底的に強化してもらうべきでしょう。

語学留学を最大限生かすということは、あなたの苦手とする部分をなくす作業でもあります。その結果として、C1の壁を越えるための懸念事項を帰国までに語彙力だけにすることが望ましいのです。

語学留学において、無駄を成すためには常に英語4技能(Listening、Reading、Writing、Speaking)を意識することです。そして、あなた自身に何が足りないか日々自問自答しましょう。ただし、WritingとSpeakingの能力向上は、ListeningとReadingの能力向上の後についてくるものですから、優先する必要ありません。最悪、この2つの技能については、帰国後の自学自習でも十分に強化できるため、無理に語学留学中にやる必要はないでしょう。

また、語学留学中に強化するものはListenginの1点に絞っても問題ありません。しかし、Listeingの強化のためには下地として、結局Readingの能力が必要となります。そのため、自学自習を利用して、Readingの根幹とも言える英文法と語彙力の強化を地道に行なうことが、最終的にC1の壁を打破するきっかけとなるのです。