海外生活、周りに頼る勇気と頼らない勇気

海外生活、周りに頼る勇気と頼らない勇気

ブログ「DIY English」の制作者「大葉かむ」です。

人は1人では生きていけないということは、誰もが身をもって経験していることではないでしょうか?これは、国内の生活に限ったことではありません。むしろ、海外生活だからこそ、人の助けを必要とするのです。しかし、私たちが語学留学に出かけた際にどうしても言葉の壁が生じるために、人に助けを求めることをためらってしまいます

日本国内において、私たちは大人になるにつれて、人に頼ることを恥じる傾向があります。それに加え、私たちは英語が上手くしゃべれないことに対してコンプレックスを持っています。そのため海外生活おいて、私たちは人に道を尋ねること1つとってもためらいのです。

さらに、日本人のもっとも良くない行動として、言葉がわからないときに愛想笑いをしてしまいます。この愛想笑いは、外国人にしてみれば英語を理解している、聞き取れていると捉えられるため、そのまま会話が続きかえってコミュニケーションが難しいものになってしまいます。

それに対して他の外国人は、たとえ英語が上手く話せなくても自己の主張をはっきり伝えようとするため、最終的には得たい情報を得るところまでたどりつけます。誰もが日本人の性格を理解しているわけではありません。「郷にいらずんば郷に従え」という言葉通り、私たちはむしろ外国の環境に身を置く必要があり、それは生活スタイルだけでなく言葉においても同様のことが言えるのです。

そこで今回は、語学留学において人に頼るということに焦点をあて、頼るべきとき、頼らないべきときについて考えたいと思います。テーマは2つです。
周りに頼る勇気
周りに頼らない勇気

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1. 周りに頼る勇気

Courage To Rely

海外と日本国内では文化が違うといっても、言葉が違うだけで基本的に私たちが取るべき行動は同じです。どこか旅行へ行けば人に道を尋ね、買い物に行けば欲しい商品の場所を尋ねるという、ごくごく普通の行動を取ればよいのです。

そもそも、語学留学ではこういった日常生活の英語を学びに行っているはずです。それにもかかわらず英語ができないからといって、このような行動を控え、ナビに頼ったり、自分で何時間も時間をかけて商品を探すなど、時間の浪費だけでなく、せっかくの実践英語の機会を自ら失うことであり、絶対にやってはいけない行動なのです。

どんなに英語が流暢に話せる人であっても、誰にだって最初というものがあります。そして、誰も最初から完璧を求めてなど求めてはいけないのです。ただただ、コミュニケーションが成り立てば、それが成功であり、英語が流暢かどうかなど二の次なのです。日本人は、学校教育のテストの影響で、完璧を求めようとしてしまいます。さらに、日本人の性格も相まって、間違えることに対して恥をかくことに異常に恐怖を感じます。

しかし、外見からしてアジア系の私たちが英語を流暢に話せなくても、外国人にとっては何ら不思議ではなく、ましてや馬鹿にしようなどとは到底考えもしないでしょう。そもそも、誰もあなたに興味など示しませんし、あなたが英語が上手いかどうかなど、どうでもよいのです。だから、あなた自身が恥じたり、完璧な英語を話そうなど思い必要すらないのです。

逆の立場で考えてみてください。日本国内で外国人が片言の日本語で、あなたに道を尋ねてきた際に、あなたはその外国人が日本語が下手だからといって馬鹿にしますか?むしろ、頑張って日本語を使って道を尋ねてきてくれているのですから、こちらもつたない英語を使ってでも、何とか助けてあげようと思いますよね?人間の本質はみな同じなのです。恐れずに話しかけましょう。

では、流暢に英語が話せない場合はどうすればよいのでしょうか?さきほども書きましたが完璧な英語など必要ありません。中学1年生レベルの英語、むしろ英単語を並べるところから始めればよいのです。

そもそも、英語がうまく使えないのであれば、補助的なツールを使えばよいのです。例えば、ジェスチャーであったり、写真です。最悪、翻訳機能を使っても問題ありません。もちろん、これらに頼りきることは危険ですが、これらのツールを使うことは手間がかかるとともに不便であることは、あなたも十分に自覚しているはずですから、いずれは全てが英語へとシフトしていくはずです。

とにかく最優先はコミュニケーションを取ることであり、意志を伝えることなのです。また、あの手この手を使ってコミュニケーションを取ることは、ときには四泊八苦し、ときには苦い経験としてあなたの記憶に残るはずです。しかし、この気持ちや経験はたいへん重要であり、後の復習(反省)に大きく生かされます。さらに、このような記憶に残るものは記憶の定着を大きく助けるものとなります。学んだ英語の知識は、生きた英語に昇華するためにも、どんどんこのような場面で使っていきましょう

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2. 周りに頼らない勇気

Courage To Not Rely On

これまでの説明を聞くと、とにかく頼ることが重要と思えるかもしれませんがそこには間違いがあります。なぜなら、ときには頼らない勇気も必要だからです。その頼らない対象が身内です。

赤の他人は、あなたのことを知らないからこそ、英語で頼ること(コミュニケーション)が英語能力を向上させる上で効果的といえるわけです。

しかし、身内であれば、これは逆効果になる可能性が高いです。他人であれば、コミュニケーションを取らないと助けてもらえることはまずありえません。しかし、エージェントや学校関係者はあなたがお金を払っている以上は、あなたをサポートする義務があります。また、親しくなれば親身になって助けてくれることでしょう。

その場では、確かにあなた自身を助けているのですが、この行動は結局あなた自身の英語能力の成長を妨げる行為となります。なぜなら、あなたの性格を把握しているために、あなたの英語がつたない場合であっても、いいたいことを先読みしたり、想像できてしまうからです。さらに悪いことに親しくなったことで、常に間違えている箇所などについては、良心からスルーされ、間違いを指摘されない可能性があります。その結果、身内だけで会話を続けているとあたかも自分自身の英語能力が劇的に向上したかのように思ってしまう可能性が出てきます。しかしこれは、むしろ相手が劇的に成長した(あなたの性格を掴んだ)だけに過ぎません。

もちろん、契約などの重要な場合に限っては、エージェントなどを頼っても良いと思います。しかし、いずれは自分でできるようにするためにも、少しでもノウハウなどを吸収する努力は欠かしてはいけません。たとえば、1回目はやってもらうけれども、2回目は同伴して自分でやってみる。つたないところはフォローしてもらい、3回目以降は自分ひとりでやってみるといった工夫を施すとよいでしょう。

2つの勇気について話しましたが、この2つの共通点は嫌な方を選択するということです。嫌な方とは、結局あなた自身が必要としているけれども苦手意識を持っていることを意味し、それは得るものが大きいということも意味します。これは、どんなケースでも当てはまることで、選択肢に上がった時点でそれは重要なことなのです。本当にどうでもよいことは、そもそも選択肢にすら上がりません。せっかくの語学留学という機会ですから、茨の道を進む方をぜひ選んで下さい。