語学留学、屋外に視野を広げ外の空気に触れよう

語学留学、屋外に視野を広げ外の空気に触れよう

ブログ「DIY English」の制作者「大葉かむ」です。

みなさんは、語学学校に対してどれだけの期待を持っていますか?語学留学を経験した人たち全員が英語能力が向上すると思っている人は、いまどきいないとは思いますが、淡い期待は少なからずあるのではないでしょうか?

語学留学をする時点で、英語に絶対の自信を持ってないことは明らかです。なぜなら、絶対の自信があるのであれば正規留学(海外への大学進学)を行なうはずだからです。結局のところ、語学留学は英語能力の向上を目的としており、私も含めそれに群がる人というのは何かしらの期待を語学学校に持っているわけです。

ただ、語学留学をしたにもかかわらず英語能力が思ったよりも向上しない、俗にいう失敗者という人たちは語学学校に頼りきっていたといえるでしょう。なぜなら、彼らは十分な基礎能力を身に着けていないまま海外へと渡り、そして現地でもその努力を怠ったからです。

そもそも、語学学校に通うだけで英語が堪能になるのであれば、日本で、6年間も英語の授業を受けていたみなさんは、英語が堪能にならなければおかしいはずです。同じ授業を受けても、できる人できない人がいる理由は、授業中の集中力だけではなく、やはり授業外での努力に他ならないのです。ましてや、語学学校はアウトプット(リスニングとスピーキング)をメインとした授業であり、読み書きに関してはそれほどの能力向上は見込めません。

では、語学学校の本質を捉え、自学自習にも励めば十分な成果は得られるのでしょうか?もちろん、大きな効果は得られるはずです。しかし、それが最善かというといささか極論といわざるを得ません。なぜなら、語学学校内だけで全てが完結するのであれば、そもそも私たちは海外に行ってまで英語を学ぶ必要がないからです。つまり、私たちが求めているのは、英語を話す環境であり、それは語学学校内に留まらず、屋外に対しても目を向ける必要があるということです。

そこで今回は、内と外、つまり語学学校内と屋外においての英語学習のあり方について考えたいと思います。テーマは2つです。
語学学校を客観的に捉える
語学学校の外に目を向ける

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1. 語学学校を客観的に捉える

Objectively Grasp Language School

現在、語学留学に対する神話的というか崇拝的というかそういった色眼鏡が崩壊しつつあります。実際問題、フィリピンの語学留学者は頭打ちし、今になってやっとフィリピン国内の語学学校もいろいろな手を打ち始めています。といっても、私たち利用者の視点に立っているわけではなく、どうやって顧客を増やすかという1点につきます

これだけ、グローバル化といっても、結局多くの人にとっては語学留学は1回限りの体験に過ぎないからです。つまり、語学学校内の質を上げるよりも、騙すような形でも話題性を上げたほうがビジネス的には儲かるというわけです。例えば、Twitterのインフルエンサーに無料語学留学体験をさせるといったような宣伝活動です。

このことから、語学学校の本質はいまだ何も変わっていないことを念頭において、語学学校のメリットをデメリットを客観的に判断することが私たちは求められているというわけです。

語学学校で学べることを一言でいえば、日本にいても学べることです。だからこそ、現在のグローバル化が進んだ環境下で語学留学が必要なのかと問題が問われるわけです。もちろん、語学学校と日本国内の英会話スクールとでは決定的な違いがあります。それが、常に英語を使う環境に身をおけるかどうかということです。

これは、日本国内で実現することはまず不可能でしょう。むしろ、一言も英語を話さなくても生活ができてしまうのが日本の現状というものです。では逆に、語学留学にいけば常に英語を使う環境に身をおけるのかというとそうでもありません。その環境をもちろん語学学校側は用意していますが、自らそれを壊すことは容易です。例えば、同じ語学留学生の日本人と話すといった方法です。

仮に、英語だけを話す環境に身を置いたとしても、得られるものは語学学校内だけでは限られてしまいます。その大きな理由が、講師です。先生とは言わずにあえて講師と言わせてもらいます。理由は、フィリピンの場合を例にすると、教員免許のようなものを持っていない上に、大学で英語を専攻していない、場合によっては大学すら出ていない可能性があるからです。フィリピンの語学学校の講師はTM1という資格を持っていますが、これは日本の教員免許のような厳しい条件があるわけではなく、お金を出せば買えてしまうというなんともフィリピンらしい不正に満ち溢れたものとなっています。

しかし、これは日本でも同じことが言えるはずです。塾や家庭教師に大学生がいたり、正社員であったとしても全員が教育学部を卒業しているわけではありません。英会話スクールの外国人も同様にただの素人にすぎません。つまり、どこの国も同じということです。

それでも、語学学校の講師は外にいる人(一般人)よりかは英語に長けていることでしょう。しかし、それがかえって英語能力の向上を妨げてしまいます。なぜなら、講師の英語が綺麗過ぎるからです。そして、長年指導しているうちに文法もしっかりしてきて、教え方も上手くなります。さらに教わる側の私たちも2ヶ月もしない内に先生の声に慣れてしまいます。そして問題となるのは、この温室育ちつまり非日常的な環境下で英語を学んだ場合にもちろん英語能力は向上するのですが、その向上以上に自分自身の英語能力が高くなったという錯覚を持ってしまう可能性があるのです。

そこで、必要となるのが屋外に目を向けるということになります。結局、語学学校内では日本で行なえる学習を長時間に渡って効率よく学習できるに過ぎないということであり、過大評価は危険ということです。

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2. 語学学校の外に目を向ける

Look Outside The Language School

屋外は温室(語学学校内)とは違いとにかくプレッシャーを受ける環境です。むしろ、それが普通の環境ともいえます。

ただ、それほど恐れることもありません。確かに現地の人は私たちが外国人であることは一目で判断できますから、こちらが英語ができると思い、いきなり流暢に英語で話しかけてくるかもしれません。しかし、これには決して悪意があるわけではなく、こちらが流暢に英語を話せないと分かれば合わせてくれます。

特にお店などでは客商売である以上、語学学校と同様に真剣に私たちの言葉に耳を傾けてくれますし、一生懸命理解しようとしてくれます。そこで、迷惑をかけたとあなたが思うのであれば、次の機会に少しでも分かりやすく伝えられるように努力(英語学習)すればよいだけのことなのです。誰にでも初めてはありますから、それほど気兼ねすることはありません。

その一歩が踏み出せれば得るものはたくさんあります。まず、人によって訛りがひどかったり、声の質やボリュームが変わります。しかし、これは日本語でも同じことだと思います。よくTOEICのリスニングの話題で、音声が聞き取りにくい人がいると愚痴をこぼす人がいますが、それはまったくもって実用性のないリスニング能力を身に着けたに過ぎません。このような生の声にたくさん触れて、慣れることが重要になるでしょう。

そして、このような個人差のある英語をたくさん触れるためには、やはり屋外が適しています。例えば、語学学校の宿題を外のカフェでやるだけでも、周りの雑談から多くの英語に触れることができるでしょう。

何より買い物やカフェなどに出かけることは、生きたコミュニケーションの場になります。しかも、語学学校のように伝わるかどうかに重点が置いたものではなく、注文を通すなどの具体的な目的を持って英語を話すわけです。そのため、私たちは今持てる力を全て使い切って何とか目的を達成しようと試みるわけですから、英語能力が向上しないわけがありません。

また、未熟な英語能力のため、トラブルにも見舞われますし、失敗も続くでしょう。しかし、そのことは良い経験であり、必要にかられて言葉を覚えていくことになります。なぜなら、人の記憶とは多くの反復を繰り返すか印象に残る経験をするかでしか定着しないからです。

ぜひあなたも勇気を持って、語学学校内だけではなく、時間があればひっきりなしに屋外にでるように心掛けてみて下さい。