海外留学、大事なことは何よりも時間

海外留学、大事なことは何よりも時間

ブログ「DIY English」の制作者「大葉かむ」です。

語学留学を成功させるコツは、やはり前準備にあります。短期語学留学は別としても、1年間の一般的な長期語学留学においては、成功するパターンと失敗するパターンというものが存在します。

にもかかわらず、昔から同じようなパターンで失敗する人が後を絶ちません。この大きな理由はどこにあるのでしょうか?語学学校の過大広告でしょうか?それも1つの原因かと思いますが、それもこれも結局のところは自分に甘いからこそ騙されるのであって、やはり全ての原因は自分自信にあるはずです。

日本人の悪い考え方として、高いものは良いものという考え方があります。塾よりも家庭教師、駅前留学よりも海外への語学留学、そんなものは幻想であり、本人に合うか合わないかだけなのです。

お金を積めば英語が話せるのであれば、英語を流暢に話す人が日本中に溢れかえっているはずです。某聞くだけで英語が話せるようになるCDなどは、有名人をCMに起用したこともありよく売れましたが、批判が相次ぐほど効果が出ない英語教材だったはずです。

自分自身が努力できないからといって、お金で全てを解決しようとする考えは、業者にとってはいいカモであり、まったく効果がないことにそろそろ自分自身で気が付かなければいけません。事実、ベストセラーの英語教材(良本)は、そんなに高くないはずです。高い英語教材を買うメリットは、その元を取るために最後までやりきる可能性があるという程度のものです。

では、語学留学も無駄ということでしょうか?もちろん、そんなことはありません。1年間という長い時間を英語学習に費やすわけですから、国内であろうと海外であろうと英語能力は飛躍に向上するはずです。ただし、毎日英語学習を継続することができればという条件付きですが。

今回は、1年間の語学留学をするにあたっての事前準備として、時間に焦点を当てて説明したいと思います。時間は誰しもが1日24時間です。その時間をどれだけ有効活用できるかで、人生の幸福度が変わってくるはずです。ぜひ、私のように上手く時間を活用してください。

テーマは2つです。
留学前の時間確保
留学中の英語学習

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1. 留学前の時間確保

Securing Time Before Studying Abroad

まず、最初に考えることはいつ語学留学の準備を始めるかということになります。学生の方に多いのですが、周りに流されて語学留学をする人がいます。これは、大学生活が自分の思っていたような充実したものではないとか、何も身が入らないからとりあえず残るものをとか、就職に有利だと聞いたからといったものです。

こういう人は、ほぼほぼ語学留学を失敗しています。なぜなら、語学留学を考えた場合に、そのインターバルを十分にとる必要があるからです。つまり、海外に行ってから英語学習を始めるというような無謀な試みは失敗するということです。

そして、周りに流されて語学留学を決めるような人は、ほぼ間違いなく高い英語能力を持っていません。そのため、即決して語学留学に行くということは、自分から失敗しに行くようなものなのです。

つまり、英語能力が低い人は、少なくとも2年間の準備期間を設ける必要があるということです。ここで注意すべき点は、2年間の時間を確保するだけではもちろんダメで、毎日3時間以上の英語学習を継続することが条件となります。もし、英語能力が皆無であったとしても、2年間あれば何とか語学留学の出だしでつまづかない程度の基礎英語能力は確保することができます。もちろん、準備期間が長ければ長いほど良いわけで、英語能力が高ければ高いほどなお良いわけです。

危険なことは、基礎英語能力がないまま、語学留学をして海外で基礎から英語学習するという状況になることです。これほど無駄なことがないことは分かるはずです。なぜなら、それらは日本にいてもできることだからです。わざわざ、高いお金を払ってまで海外でやることではないでしょう。ましてや、英語能力が低い人が英語で英文法の説明されても分かるはずがありません。結局、自主学習という形になり、その間も高いお金を払い続けることになるだけです。

では、英語学習は別として語学留学のそのものの準備は、いつから始めればよいのでしょうか?これは1年以上前になると思います。理由は2つあります。1つ目は、留学先の国であったり、留学先の学校を徹底的に調べ上げた上で、納得がいくものを決定しておかなければならないからです。なぜなら、その後のスケジュールが定まらないからです。理想としては、1年前には決定しておきたいものです。

2つ目は、留学前の1年間のスケジュールを立てるためです。これはたいへん重要なことです。なぜなら、語学留学の期間というものを1日でも増やすためには、1年前からスケジュール管理を徹底する必要があるからです。

学生さんの中には、かなりいるのですが準備不足のために出発日が遅れるということがよくあります。ひどい学生さんでは新年度の5月頃から出国し、就職活動などの理由から10ヶ月も行かない人がいます。しかし、よく考えてみて下さい。語学留学に行く前の春休みと帰国後の春休み、また留学前の夏休みなどを有効活用すれば、もっと長い時間を確保できるはずなのです。春休みをめいいっぱい利用すれば、13ヶ月や14ヶ月程度の期間を確保することも可能です。また、事前に夏休みに下見に行くことで、留学の最初の1ヶ月をスムーズにスタートさせることもできるかもしれません。

私も、学生ではありませんが、事前研修という名目で2月末からフィリピンへ出張に行き、13ヶ月の期間を確保することに成功しました。10ヶ月と13ヶ月では大きな違いがあります。留学した人がよくいうことの1つとして、3ヶ月くらいからそこそこ話せるようになり、10ヶ月目になるとやっと自分が話したいことが話せるようになり始めるというものがあります。そして、10ヶ月で帰国した人はもう少し長く時間を確保すればよかったと後悔しています。

この3ヶ月と10ヶ月という節目は、妥当な数字だと思います。最低限の基礎英語能力がある人が語学留学にいった際に、最初の3ヶ月でCEFRのA2とB1の壁を乗り越えるあたりに到達し、10ヶ月が経つとB1とB2のあたりをさまよっているはずです。そして、10ヶ月が過ぎるとC1の壁が立ちはだかるため、自分に足りない能力がはっきりと見えてきます。そのため、英語学習をすればするほど伸びるのです。その素晴らしい状況下でタイムリミットを理由に帰国することは、やはり避けるべきでしょう。

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2. 留学中の英語学習

Studying English While Studying Abroad

時間の確保は、語学留学前であっても語学留学中であっても重要なことです。特に語学留学中は、毎日の英語学習を継続することがたいせつです。ここでいう英語学習とは、語学学校で受ける授業は含みません。

なぜなら、語学学校の授業というものは、すでにみなさんが持っている知識(語彙力、英文法力)をアウトプットする訓練に過ぎないからです。つまり、授業だけでは基礎英語能力そのものが大幅に向上することはないということです。ただ、リスニングとスピーキングが急激に伸びるために、英語能力が大幅に向上したという錯覚に捕らわれるのです。

ここで、もっと気を付けなければいけないことは、その急激な向上で満足していては、いずれ自分が持っている英語能力を全て出し切ってしまい、それ以上の成長が見込めないことです。その状態になってから、語彙力強化や英文法強化をやっているようでは、無駄な時間が発生します。なぜなら、その学習の間、授業を受けても英会話能力の向上が見込めないからです。

つまり、基礎の英会話授業を受けている間に、事前に予習として先を見越した英語学習を自主的に行うことが、語学留学を最大限に生かすためのテクニックとなるわけです。それに強制的に受ける授業では、英語学習を自主的にする癖が付かないため、帰国後に英語学習をやめてしまう恐れがあるのです。

留学前から毎日3時間の英語学習をしているのであれば、やはり語学留学中も授業以外に3時間の英語学習を継続するべきです。フィリピンでは、スパルタ語学学校で朝から夜まで学習しているところあり、そのような自主学習時間を確保できないという人がいるかもしれません。しかし、そもそもそのようなスパルタ語学学校を選んだ時点で、すでにあなた自体が他力本願となっているのです。

短期ならまだしも、1年間という長いスパンで語学留学をする以上は、自分の確かな意志を持って英語学習に取り組んでもらいたいものです。フィリピンでは、8割以上が語学留学に失敗して、帰国します。この事実をしっかりと受け止めて、ぜひ今一度しっかりとした計画を持って、語学留学に挑んでください。時間もお金も有限です。