英語資格対策、視点を変えると得るものがある

英語資格対策、視点を変えると得るものがある

ブログ「DIY English」の制作者「大葉かむ」です。

英語学習を常日頃から行っているみなさんは、英語資格にもチャレンジしていることと思います。その中で多くの人が、実用英語技能検定(英検)かTOEIC Listening & Reading(TOEIC L&R)、もしくはその両方を受験されているのではないでしょうか?

また、英語学習初心者の方であれば、TOEIC L&Rではなく、TOEIC Bridge Listening & Reading(TOEIC Bridge L&R)を受験しているかもしれません。

さて、みなさんはこの2つの英語資格がそれぞれターゲットとしている部分が
大きく異なることはすでにご存知かと思います。

実際、対策教材を手に取ってみると2つの間には大きな違いがあると思います。そもそも、英検が合否判定であるのに対して、TOEICは点数表記となっています。この時点で、2つが大きく異なることは容易に想像がつくでしょう。

そうなると、必然的に受験者の受験目的も大きく変わってきます。にもかかわらず、実際は多くの方が2つとも受験されているわけです。

これは、英語学習においてどちらも有効な資格であると同時に、片方だけでは不十分であるとみなさんが思っているからに他なりません。

ときには、一方しか受験していない人がもう一方を否定する場面も見受けられますが、英語学習上級者にターゲットを絞ってみると、多くの方がTOEICのハイスコアーと英検1級合格の2つを成し遂げているわけです。つまり、互いにけなし合っている人たちは、低レベルなところで争っている、いわば「どんぐりの背比べ」ということになってしまうでしょう。

今回、私がお話したいことはこの2つの資格の違いではありません。意外と見落としがちであるものについてです。それが、この2つの資格に取り組んでいる人たちです。

なぜなら、これまで多くの人たちが創意工夫をこらして、英語資格に取り組んできたわけであり、そこには多くのノウハウが埋もれているからです。

視点を変えると得るものも変わる、まさにその気持ちを持って取り組んでいる人たちに焦点をあてたいと思います。そして、自分自身もその立場に立って英語学習に取り組むことで、充実した英語ライフを送りましょう。

テーマは2つです。
英語資格受験者の思惑
英語資格受験者から学ぶこと

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1. 英語資格受験者の思惑

Candidates Speculation

2つの英語資格そのものではなく、受験者がこれらの資格になぜ取り組むのかについて考えてみたいと思います。まず、考えられることとしては、必要性にかられて受験するという人がいるでしょう。その大きな理由としては、進学、就職、転職などが上げられます。また、一部の上場企業では昇進や海外赴任などにも必要となることでしょう。

これらを目的とする人については、みなさんにとって、あまり参考になる部分はないかと思います。なぜなら、目的が英語能力の向上ではなく、合格やスコアーだからです。目的が違えば、学習法1つ取っても根本から違ってきます。例えば、短時間で点をあげるためにテクニックばかり磨くといった学習をしているかもしれません。

そうではなく、みなさんは生涯学習といってもいいほど、長いスパンで学習計画を練って、最終的には外国人とコミュニケーションを取りたいとか、字幕なしで洋画を見たいといった目標に向かっているはずですから、方向性がまったく違います。

では、同じように英語能力の向上を目指している人たちは、なぜそれぞれの英語資格を受験するのでしょうか?1つにはイメージが先行している部分があります

英検であれば、中学時代から強制的に受けさせられていたり、周りがみんな受験していたために、英語学習者がまず最初に受けるべき資格だと思い込んでいる可能性があります。また、TOEICにおいては、まんまと企業戦略に乗せられて、TOEICは英会話を重視した英語資格で、高得点が取れれば英語が流暢に話せるにようになると思い込んでいる場合です。さらに悪い場合では、英検なんて持ってても話せるようにならない、今の時代はTOEICだとこれもまた、まんまと企業戦略に踊らされているパターンです。

このようなことを言っている人たちは、ほとんどの場合どちらか一方しか受験していない場合が多く、もう一方を受験していたとしても数えるほど(低級、低スコアー)のはずです。

どちらもこれだけ認知度が高いわけですから、意味がある英語資格であることは誰の目からも明らかです。相手をけなして自分を正当化させようなど、日本人のもっとも醜い部分をさらけ出しているだけです。ましてや、グローバル化が進んだ現代において、こんなことをまだしているなど、英語学習者としてどうかと思います。英語を学習するとは、グローバル化の第一歩のはずなのですから、英語学習をする以前に超えなければならない壁かもしれません。

さて、話を戻して2つの英語資格を受験されている人に焦点を合わせてみましょう。よくあるケースとしては、まず英検に取り掛かり英検準2級もしくは英検2級を取得した段階で、TOEICに挑み、TOEICでほぼ満点程度のスコアーを取った段階で、英検1級にチャレンジするというものです。

英検準2級か英検2級のどちらでTOEICに移行すべきかという点については、それぞれ納得のいく理由があります。英検準2級は、センター試験に対応できる程度ですから基礎が固まったとする考えです。また英検2級であれば、全ての英文法が出揃っており、これを合格すれば文法の基礎がしっかり固まった証明になるという考えです。

2つの道は、どちらも初のTOEIC受験には英文法とある程度の語彙力が必要とされることを十分に理解しているからです。そもそも日本の資格において、準が付く級は全てにおいて、次の級にスキルアップするためには、かなり長い学習時間を有することからワンクッションいれるために設けられたものです。しかも、たいていの場合それでも次の級へチャレンジするためには、かなり長い学習時間を有します。

英検準2級と英検2級の間にもかなりの溝があります。特に語彙力の溝がかなりあります。そのため、早くTOEICを受験したい人であれば、英検準2級合格後に、じっくり腰を据えて挑みたいという人には英検2級合格後にといった感じになるのかもしれません。

ただ言えることは、これらは好みの問題であり、最終的には英検2級を受験するわけですから、それほど大きな違いは生じません。順番の問題だけです。

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2. 英語資格受験者から学ぶこと

Learning From Candidates

2つの英語資格を受験している方たちは、たいへん参考になります。特に参考になるものとして、TOEIC対策において、いったん戻る作業(基礎学習に戻る作業)をされている部分です

英検は、学校教育に沿った形で、それぞれのレベルごとで細切れにされています。そのため、決められた範囲をくまなく学習することで、いずれは合格することができます。

しかし、TOEICは級による区切りがなく、漠然と英語学習をしていては効率的な点数アップは見込めません。そこで、多くの方がやられている手法が大問による区分けです。そして、ある程度学習を進めいくと停滞期(点数が上がらない時期)を迎えます。その際に、一度じっくり腰を据えて自分の弱い部分(弱点)を見つけ出し、その部分の基礎力強化、つまりいったん基礎に戻る作業をしている方が多いのです。

停滞期というものは、スコアーが上がらないだけでなく、英語学習において、今何が自分に足りないのか分からなくなる場合があります。そのため、成功者の人たちがどう考え、どう対処したのかということを参考にすることで、この状況を打破することきっかけになる可能性があるのです。

しかし、実はもっと重要な情報がその片割れに落ちています。しかし、そのことに気が付かない人がいます。その重要な情報とは、失敗談のことです。

成功例は100人中100人が必ず成功するわけではないのです。つまり、成功例をまねしたところで、その成功者には適していたかもしれないけれども、あなたにそれが合うとは限らないのです。その反面、失敗例というのはたいていの人に当てはまります。そのため、失敗例を学ぶことで事前の失敗を防ぐことができ、英語学習の無駄な時間を省くことができるのです。

英語学習とは3月単位程度(200~300時間)を1つの括りとして進めていくもので、1回の失敗は大きなタイムロスとなります。もちろん、費やした時間が完全に無駄になるわけではないのですが、停滞期脱却としての効果としては無駄といえます。つまり、停滞期脱却の失敗であり、これは場合によっては更なる停滞を意味し、モチベーションの降下に繋がる危険性を秘めています。

失敗談を書いてくれるということは、たいへんありがたいことです。私たちの代わりに失敗をしてくれた上に、さらにその情報を無償で提供してくれているわけですから、これを活用しない手はないはずです。

昔から失敗から学ぶといいますが、是非みなさんも成功者の失敗談に耳を傾けて、有意義な英語学習を進めてください。