英語学習の教材選び、難易度と緩急をつけることが大切

英語学習の教材選び、難易度と緩急をつけることが大切

ブログ「DIY English」の制作者「大葉かむ」です。

英語学習初心者、上級者にかかわらず、いつも悩まされるものが英語教材の選択です。初心者と上級者の違いは、1度決めたら最後までやり抜き通せるかという点だと思います。

これは、単純に英語能力の違いや忍耐力の違いだけでなく、選択した教材の良し悪しによるところが大きいと思われます。上級者は英語能力が高いことはもちろんのこと、これまでの長期に渡る英語学習を通して、教材を見る目を養ってきたからです。

ここで、初心者がよくやるミスとして、そのような上級者が選んだ英語教材に飛びつくというこう行為です。上級者は今の自分に見合った能力だけでなく、自分の性格やポリシーに則って教材を選択しています。

そのため、「上級者が選ぶ英語教材=正しい英語教材」とはならないのです。やはり、英語学習者それぞれにあった各人の英語教材を選ぶことが正しい選択といえます。参考するにしても、肩書きや上辺だけに捕らわれることなく、その教材を選んだ意図を読み取ることが重要となります。

また、何よりも人を模範する場合は、事前に自分の考えを持つことが大切です。そうしなければ、英語学習において一貫性がなくなるだけでなく、自我がないためモチベーションの維持や効率的な英語学習などに多大な悪影響を及ぼすからです。

結局のところ、自分にあった英語教材を選ぶための基準を試行錯誤しながら構築していくことこそが、英語学習の最短経路になるというわけです。しかし、1からそれらを構築することは時間と手間がかかります。そこで、英語教材を選ぶ基準というものをできる限り短時間で構築する方法を考えなければいけません。

どの学問においても、教材選択に時間がかかってしまう理由として、常に自分自信が成長していることが上げられます。自分が常に成長しているからこそ、そのときどきの最適な教材を見つけ出すためのパターンを確立することが容易ではないのです。

もし、確立することができれば私のように、効率よく英語学習を行うことができるでしょう。

そこで今回は、教材を選ぶ上での1つの指標を示したいと思います。テーマは2つです。
基本は少し難しい英語教材を選ぶことが吉
簡単な英語教材も上手く活用するとなお良し

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1. 基本は少し難しい英語教材を選ぶことが吉

Choose A Little Difficult English Teaching Material

英語教材は、よほどひどい教材を選択しない限り、はずれというものはありません。では、よほどひどい教材とはどういったものでしょうか?それは、一言でいうと詐欺まがいな英語教材です。

とにかく、苦痛を伴わないと謳っているものは全て疑った方がよいでしょう。よく上げられるキーワードとしては、「10日でできる」「さるでもわかる」「たった3語で」「この一冊で」のようなもので、短期間、簡単、努力不要、お金不要などを主張するものです。この記事を読んでいるみなさんは、もうそのようなものが都市伝説であることは分かっているはずです。中学、高校と6年間もお金をかけて英語学習をやってきたにもかかわらず、一向にしゃべれないこの状況下で、そのような都市伝説が本当であれば学校とは無能な教員の集まりということになりますよね。

さて、話を戻してそれ以外の英語教材は、はずれではないということです。ただし、その英語教材が今のあなたにぴったり合っているかというとこれがなかなか合いません。しかし、今のあなたに合わないだけでその教材はいずれどこかのタイミングでやることになると思います。

ここで、重要なことはできるだけタイミングをはずさないように、ベストな教材を選ぶことです。その選び方は簡単で、今の自分よりも少し難しい英語教材を選ぶということです。

英語学習をしている以上は、その英語教材を通して何かを得なければ、無駄ということになります。その中で基本となることが知識です。知識を得る上で重要となるのが、負荷を自分自身にどの程度あたえるかということです。負荷とは簡単にいうと難易度です。つまり、新しい英語教材に取り組んで、その中に自分が分からない知識がどれだけ含まれているかということになります。

英語は、知っているか知らないかというを問うだけの問題が数多くあります。例えば単語です。ここで、あなたが新しい単語帳に取り掛かったとします。その際に、30%以上知らない単語がある単語帳を選んでしまった場合、分からないことだらけで一向に暗記が進まないことでしょう。

英語学習初心者の中には、100%分からない教材を選ぼうとする人がいます。一見すると全て知らない知識のため、効率的に思えますが、言語というものはこれまで培ってきた知識を元に新しい知識を整理して覚えていくものです。まったく分からない教材に取り掛かるということは、今までやったことがない学問にチャレンジすることと同じで、大きなエネルギーを必要とします。

実は、この30%という示した値ですら最大の負荷です。考えてみて下さい。英語の教材を開いて、そのページの1/3程度が分からないわけです。もう、これはお手上げではないでしょうか?本来、英文を読むにあたって95%の単語の意味を知っておく必要があります。そうしなければ、話の筋が分からないからです。それ以上分からない場合は、辞書を引くことになります。1度や2度なら苦痛ではないでしょうが、1ページを読むために10回も20回も辞書を引いては本を楽しむことができないどころか、もはやそれは単語の学習です。

ですから、モチベーションの観点からいっても、英語教材は基本的には少し難しい程度が理想なのです。書店で英語教材を実際に手に取って選ぶ際は、ぱっと見て大方分かるけれどもちょこちょこ知らないこともあるといった程度のものを選ぶのが良いのです。

実際に取り掛かってみて、それらの教材がさらさら解けてしまった場合は、難易度が低すぎたのかもしれませんし、思った以上に辞書を引いているようであれば、難易度が高すぎたことになります。そうやって、少しずつ自分自身の感性を育てていくとよいでしょう。

また、あまりにも難しい教材を選んでしまって、お手上げになった場合については、自分は天狗だったと思って戒めるべきです。そして、その教材は棚にしまって、将来の自分が解けるように別のやさしい英語教材に取り組んでいきましょう。

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2. 簡単な英語教材も上手く活用するとなお良し

Use Simple English Teaching Materials

英語学習は、ただただ知識を蓄えればよいというものではありません。知識は活用して意味を成します。英会話1つとっても、スピードが求められます。1分考えたら、正しい答えを英語で答えられるという状態ではダメなのです。

そこで、英語学習において英語教材に緩急をつけることが大事になってきます。つまり、先ほど説明した知識を得るために少し難しい英語教材に取り組むだけでなく、簡単な英語教材にも取り組むということです。

簡単な英語教材といっても、2つに分かれます。それが、
おおよそ解ける英語教材
ほぼ間違いなく解ける英語教材
です。一見すると同じように思えるかもしれませんが、得られる効果が大きく違います。

おおよそ解ける英語教材
この教材の大きな目的は、2つあります。

まず1つが、取りこぼしている部分を掘り起こし、見つけ出すということです。分かっているつもりになっていて、実は分かっていなかったことをあぶりだすだけでなく、同じ英単語であっても違う用法を知るなど、まだまだこれまでの知識を深める余地が残されているのです。テストではないので、8割は分かるではいけません。言語である以上は、常に100%の理解求める必要があります

また2つ目の目的が、記憶スペースに余裕を持たせるということです。曖昧な知識が残っていては、次に新しい知識を覚える際にそれらと混ざってしまい、記憶作業を妨げることがあります。そこで、これまでの知識の安定感(精読)を高めることが重要となってくるわけです。特に英語は日本語と違い、アルファベットだけで文字を表現するわけですから、単語などの曖昧な知識は、新しく覚えたものと同じように見えてしまうことがあります。ここで、しっかりと復習することで次のステップへとスムーズに移行することができるのです。

ほぼ間違いなく解ける英語教材
とにかく、瞬発力をつけるという点で、簡単な教材に取り組むことは有効です。これまで脳で理解してきた知識を体になじませることで、瞬発力を生みます。

この瞬発力というものは、英会話でも役立ちますし、速読ができるようにもなるので英語資格などにも有効です。しかし、一番大きな効果は口や耳が慣れるということです。自分が書いた解答や文章を読み直していて、間違っていた場合に違和感を覚えます。この感覚が増せば増すほど、英語のセンスが身に付いている証拠であり、よりネイティブに近付けたことを意味するのです。

常日頃から、向上心を持って英語学習に取り組んでいると自分が苦手とする点が見えてきます。この苦手な点は、成長とともにどんどん変化していきます。

みなさんが、今後そのときどきで、英語教材の選択において緩急を上手く使いこなし、モチベーションを維持したままで、効率的な英語学習を継続できることを願っています。

今回私が示したことが、みなさんの指標の1つなれば、うれしい限りです。