英語学習計画、先を見据えて英語学習を効率化

英語学習計画、先を見据えて英語学習を効率化

ブログ「DIY English」の制作者「大葉かむ」です。

英語学習を行う上で、みなさんは何かしらの目標を持っていることでしょう。しかし、多くの人が目先の目標に捕らわれています。これは、英語学習に限ったことではありません。目先の利益に目が奪われて、失敗した経験はみなさんにもあることでしょう。

英語学習は言語学習ですから、生涯学習といってもよいほど、長いスパンで計画を立てなければいけません。長期に渡って勉強するということは、苦痛を伴います。しっかりした目標、計画を持って学習を継続しなければ、ある程度の能力に達したところで、満足してしまうことでしょう。

そして、その能力は実用に耐え得るレベルに達することなく、学習に無駄な時間を費やしただけという結果となり、その能力や知識自体も活かされることなく、記憶の片隅に追いやられてしまうことでしょう。

また、遠い将来を見据えて目標を設定することは、視野を広げることにも繋がります。そのことは、みんなさんの英語学習においても、多くのメリットを生むことでしょう。私も先を見据えたことで英語学習の効率を大幅に向上させることができました。

では、一体どのようなメリットがあるのでしょうか?また、目先だけの目標に捕らわれるとどのようなデメリットが生じるのでしょうか?

今回は、先を見据えた英語学習の目標設定について説明したいと思います。メリット、デメリットだけでなく、目標設定の注意点についても触れたいと思います。テーマは、以下の2つです。
なぜ、先を見据えた目標設定が必要なのか?
目標設定をする上で注意すべきこと

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1. なぜ、先を見据えた目標設定が必要なのか?

Why You Need To Set Goals

1つの例を上げます。15cmのものさしと鉛筆、紙を用意したとします。そして、「10cmの直線を引いてください」という指示があった場合、みなさんは綺麗に直線を引くことができることでしょう。

では、「15cmの直線を繋げて120cmの直線を引いてください」という指示の場合はどうでしょう?きっと綺麗な直線には、ならないことでしょう。もちろん、前の線を引き延ばして書くといったズルはなしです。

これは何の例えかというとみなさんの英語学習の目標です。

その都度、短い目標を立て、その目標が達成された後に新たな目標をつぎはぎするような方法を取ると、どうしても先ほどの例のように綺麗な直線にならないのです。つまり、ズレた分だけの無駄が生じてしまうということです。

多少、直線が歪むくらいであればまだ無駄が少ないのですが、今行っている英語学習の延長線上に、将来の目標がない場合は取り返しがつかないレベルのズレが生じ、結果1からやり直すことになってしまいます。

短い目標(中間目標)というものは、むしろ最終目標(長期目標)を元に逆算されるべきものです。つまり、今ある現状と最終目標を直線で結すび、その直線上に設置することが理想ということです。

逆をいうと長期目標がしっかりしていれば、後から中間目標は設置できるということです。もし、この直線状に今行っている中間目標が設置できない場合、それは今あなたが行っている英語学習そのもののが間違っている(無駄なことをしている)ことを意味します。

長期目標は、中間目標や英語学習を評価する上でも重要なことなのです。しっかり長期目標を設定し、英語学習全体がぐらつかないようにしましょう。

ここまでは、分かっていた人もたくさんいたと思います。では、長期目標を設定するメリットとは、英語学習法にブレが生じないだけなのでしょうか?

もう1つ重要なことを見落としているかもしれません。それは時間の経過(時間軸)に影響する英語学習の優先順位です。長期目標が見えているということは、その目標を達成するための道筋もしっかり見えていることが意味します。つまり、必要な英語学習も見えているわけですから、優先順位も長期スパンで並びかえることができるわけです。

これは、英語学習を行う上で効率化を図れるだけでなく、モチベーションの向上にも繋がります。なぜなら、優先順位が高いものから学習を行えるということは、「優先順位が高い=すぐに結果を出すことが求められているもの=結果がすぐ出る」という構図になるからです。

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2. 目標設定をする上で注意すべきこと

Things To Note When Setting Goals

まず、長期目標を設定する上でもっとも注意しなければいけないことが、手段を目標にしないということです。

そのもっとも悪い例が、「英語が話せるようになる」です。この間違いをしてしまう人がたくさんいます。次に多いものが、「資格に合格する、資格で○○点取る」です。

これらの目標は、中間目標としては問題ないのですが、長期目標に設定してはいけません。なぜなら、英語とはコミュニケーションの手段であり、それ自体が道具に過ぎないからです。重要なことは、英語を使って何をするかです。そのことを長期目標に据えましょう。

また、長期目標が曖昧な人もいます。特に語学留学でよくある挫折の原因となっています。英語に対するコンプレックスがある人がおちいりやすいのですが、「日常会話で困らない」や「英語がペラペラしゃべれるようになる」というものです。

これは非常に曖昧な設定です。人によって解釈が違ってきます。これならば、まだ「TOEIC○○点取る」の方が良いでしょう。

なぜ曖昧な目標を設定してはいけないかというと、この目標を達成したか判断する人がその人自信になってしまい、客観的な評価ができないからです。つまり、その人の気分次第で達成したと思い込むことができるからです。

その1つの例として、「語学学校の先生と日常会話ができた(=英語で会話が流暢にできるようになった)」ということで満足してしまう人がいます。しかしこれは間違いです。まず、語学学校の先生は日本人のカタカナ英語に慣れています。また、お金を貰っているため、仕事として根気強く聞いてくれる上に、話す速度もゆっくり、日本人に分かりやすいものに変えてくれます。

さらに、英語に自信がない人が訪れる国としてフィリピンがありますが、フィリピンの語学留学では、寮が完備されているため、英語がほとんどしゃべれなくても生活ができてしまいます。

また、休日に外出して買い物や食事をしたとしても、相手に多くの要望をしないのであれば、英語はほとんど必要なく、指差しだけ行えてしまいます。

そして、英語がもともとできなかったため、少し意志の疎通ができただけで、自分は英語ができると思い帰国し、自信満々でTOEICを受けてみると600点も越えないで絶望、挫折するということが起こってしまいます。

英語学習は、毎日3時間の学習を行ったとしても、10年は最低学習が継続されることになります。そのため、5年後、10年後に英語を何に活用したいかを考えることは極めて重要なことです。

もちろん、大学受験や昇給のために英語学習を行っている人は、短期目標で問題ないでしょうが、そこで得られた英語力を将来に生かすことを考えているのであれば、やはり5年後、10年後を考える必要があります。

そして、もう1つ気をつけなければならないことが、長期目標を設定した後の短期目標設定です。短期目標設定は、少なくとも2手先、可能であればさらに先手を常に意識することが重要となります。

目標や計画というものは、ときには変更を余儀なくされることもあります。そのため、先手先手を打って先を見据えておかなければ、後で取り返しが付かなくなる場合があります。先のことを意識していれば、最小限の被害で新たな方針を立てることができるでしょう。

また、先のことを考えておかなければ、いざ目先の短期目標が達成された際に、次の短期目標を考えるために英語学習が停滞してしまいます。これは、タイムロスが生じるだけでなく、その間に英語学習意欲の低下に繋がってしまいます。

常に、長期目標を持って、遠く広い視野を持つことが英語学習全体の質の向上に繋がることでしょう。