品詞と5文型、英文法を学習する上で大切なこと

品詞と5文型、英文法を学習する上で大切なこと

ブログ「DIY English」の制作者「大葉かむ」です。

英語学習を行う上で、1番頑張らなければならないことといえば、きっと単語を覚えること(ボキャビル)でしょう。単語を覚えることは、日本語と同様に一生続くものです。

しかし、英語学習初心者にとって重要なことは、英文法です。なぜなら、母国語以外の言語を学習する際に、私たちはネイティブではありませんので、ネイティブである日本語を元に多言語を理解しようとするからです。そのために、必要となるものが文法です。

英語学習初心者は、必ず文法の知識を必要となります。もちろん、基本的な語彙力も必要です。そもそも、単語の意味が分からなければ英文が理解できないわけですから、当然のことです。

そして、英語を克服しようとしている人も、文法の再学習が必要です。なぜなら、英語学習を挫折した人の多くが文法で挫折しているからです。

しかし、単語にしろ文法にしろ、挫折者の多くは中学英語はできたけれども、高校英語で挫折したと言い張ります。

プライドによる小さな抵抗で言っている人や、本当に中学英語はできていたと思い込んでいる人もいるでしょう。もし、中学英語を本当に理解しているのであれば、まず間違いなく英文法でつまずくことはありえません。そもそも英語自体につまずかないはずです。

今一度、中学英文法を見つめ直し、私のように英語克服のきっかけになってくれることを期待します。

このことについて、今回は説明したいと思います。テーマは、以下の2つです。
中学英文法と高校英文法の違い
品詞と5文型の重要性

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1. 中学英文法と高校英文法の違い

Difference Between Junior School And High School

中学英文法と高校英文法の違いですが、まず英語ができない人の中でのイメージは、
中学英文法はやさしい
高校英文法は難しい
となっていることでしょう。

では、中学英文法で習う項目(単元)がどれだけあるか把握していますか?簡単に列挙すると
動詞
名詞・代名詞
時制(過去形・未来形・進行形)
助動詞・命令文・疑問文
形容詞・副詞
比較級・最上級・感嘆文
受動態
不定詞・動名詞
現在完了形・間接疑問文
関係代名詞・現在分詞・過去分詞
これだけあります。

基本の文法事項が、ほとんど網羅されている状態です。しかし、授業に出てくる英文の構造が簡単なため、単語さえ覚えておけば、何となく意味が理解でき、テストも解けてしまったことでしょう。

では、高校英文法はさらに多くのことを並ぶのでしょうか?実は、新しい項目自体は、
仮定法
分詞構文
間接話法
など少しだけなのです。

そんなはずはない、長い時間英語を学習したし、授業数も多かったはずだと思うかもしれません。しかし、それらは中学で習った英文法を深く掘り下げて学習していただけなのです。

つまり、高校英語が難しいと感じている人の大半が、「中学で習った英文法を深く掘り下げている部分」つまり中学英文法を難しいと感じているのです。

では、なぜそれほどまでに中学英文法と高校英文法に大きな違いを感じたのでしょうか?それは、高校英文法が複雑であり、小手先だけの理解力だけでは対処しきれなくなるからです。

その大きな原因が、「品詞」と「5文型」です。中学の英語の授業では、「品詞」と「5文型」について触れるものの、そこまで深く掘り下げることもなく、
また生徒自体も深く意識しなくても問題が何となく解けてしまっているのです。

しかし、高校英文法では、この2つの理解度を高めなければ、文法を分解・理解することができないため、授業に取り残され、分からないことがどんどん増えて挫折してしまうのです。

つまり高校英語では、
英文法を理解する
英文構造を知る
英語の長文を論理的に読む
ことが求められているのです。

まさに、「中学英文法を全て把握していることを前提」とした学習が進められているということなのです。

そして、さらに高校英文法を難しく思わせる要因に、英文法の参考書に出てくる英文そのものがまったく分からないという状況におちいる場合が多いからです。これは、英文法が分からないのではなく、単純に単語のレベルそのものが高く、単語の意味自体が分からないということです。

なぜなら、英検3級の語彙数(中学卒業程度)が1250から2100語に対して、英検2級の語彙数(高校卒業程度)が3800から5100語となっているからです。高校英文法の例文の単語のレベルが急激に上がることも納得がいくことでしょう。

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2. 品詞と5文型の重要性

Importance Of Part Of Speech And Sentence Patterns

中学英文法でおろそかにされがちな、「品詞」と「5文型」ですが、実は「品詞」と「5文型」と「その他の英文法」は三つ巴の関係になっています。

品詞について、簡単な例を上げます。それは、辞書で単語の意味を引くとすぐに分かります。英語は1つの単語が複数の日本語訳を持っていることがあります。その際に、品詞が違う場合があります。

「close」という動詞(他動詞)ですが、「~を閉じる」という意味で覚えている人が多いでしょう。ここで、他動詞という意味を理解できていない人は、「閉じる」と覚えています。

何が違うのか?それは、他動詞が目的語を取る動詞であることを理解していないため、「~を」を意識しないで覚えるということです。つまり、自動詞と区別がつかないために「5文型」のどの文型で使用するのか判断ができないということです。

そして、「close」は形容詞になると「接近した」という意味も持ちます。形容詞ですから、動詞とは違う場所に設置されます。

つまり、品詞を理解していれば、「動詞」のときと「形容詞」のときで区別することができ、暗記が簡単になるということです。さらに「close」は「動詞」のときと「形容詞」のときでは、発音まで違います。

「品詞」や「5文型」を正確に理解していない場合、無駄な暗記(全てを区分けすることなく丸暗記)をしなければならなく、忘れやすい記憶方法となってしまうのです

そして、「品詞」と「5文型」と「その他の英文法」の3つは、1つずつを完璧に理解していくことは難しく、1つの理解を深めるとその他の理解も深まっていく、もしくは深めなければならないという互いに密接な関係にあるのです。

また、「その他の英文法」の1つを取っても、各単元を理解していくのではなく、全体を把握する必要があります。つまり、
動詞
名詞・代名詞
時制(過去形・未来形・進行形)
助動詞・命令文・疑問文
形容詞・副詞
比較級・最上級・感嘆文
受動態
不定詞・動名詞
現在完了形・間接疑問文
関係代名詞・現在分詞・過去分詞
仮定法
分詞構文
間接話法
という目次を作ることから始めるわけです。

そして次に、それぞれの単元の簡単な説明ができるようになる。さらに、例題を上げることができるようになる。といった具合に少しずつ掘り下げていくことが重要となってきます。

決して、各単元を各個撃破(1つずつ完璧に理解)していこうとしてはいけません。なぜなら、本来これらの英文法は一つの文章の中で入り乱れて出てくるものであって、文法書のように各単元に分かれているわけではないからです。

もし、各個撃破して理解してしまうとそれぞれの関連性が分からないまま学習することとなり、最終的にこれらを組み合わせた応用練習を追加する必要が出てきてしまい、無駄な学習が発生してしまうのです。

常に、「5文型」と「品詞」と「その他の英文法」の3つを意識し、英語学習をしていく中で、どれか1つが他の2つより劣るような状態におちいった場合は、その1つをより深く学習する必要があります。そして、それぞれが均等に同等のレベルを維持するように努力することが、もっとも効率のよい学習法となるのです。

理想の形としては、以下の手順となることでしょう。
英文法を一通り、浅く理解する。
簡単な問題集(可能であれば長文)に挑む。
分からない文法が出てきた場合、文法書を開いて調べ、知識を深める。
さらに、問題集のレベルを上げていく。

最後に、分からない英文法が出てきた際に、インターネットで調べることは、あまりおすすめしません。最初は、すぐに調べれることができて便利だと思うかもしれませんが、ネットは検索した答えのみしか教えてくれません

それに対して、英文法書で調べた場合は、その答えとは別に周辺の知識も同時に読むことができます。つまり、その英文法と関係の深い英文法事項についても同時に触れることができ、結果として全体的に英文法の知識がより深いものとなるのです。