3つ仲良く!英語資格・CEFR・英語上達完全マップ

3つ仲良く!英語資格・CEFR・英語上達完全マップ

ブログ「DIY English」の制作者「大葉かむ」です。

英語学習を継続する上で大切なことに、ロスタイムを削るということが上げられます。ロスタイムとは何か、スポーツにおいてもロスタイムは存在しますよね。ロスタイムとは無駄な時間、そのままの意味です。

では、英語学習において無駄な時間とは何でしょうか?それは単純明快で、英語学習中の無駄な時間です。ここで注意すべき点は、英語学習中にゲームをしているとかスマートフォンをいじっているという自分でも自覚している無駄な時間ではなく、自分自身は英語学習に取り組んでいると思っているつもりが、実は学習をしていない時間のことです。

集中していない時間のことでしょうか?それも正しいことです。しかし、もっと無駄な時間があるのです。

それが
①英語学習法に不安を感じている時間
②英語学習法を見直している時間
です。

普段、集中していないと思っている、つまり自覚できている時間というものは改善が容易です。しかし、無意識に集中できていない①は、非常に危険です。英語学習の効率が急激に落ちます。

そして、その不安を感じると今度は②の英語学習法の見直しを始めるのです。さらに新たな英語学習法に取り組むものの、再度①と②を繰り返し、結局はほとんど集中して英語学習を行うことができず、結果もでないまま挫折していくパターンです。

好きな教科は、理解が早いという感覚はみなさんもお持ちだと思います。なぜ好きな教科はうまくいくのか?それは結果がすぐに出て楽しい上に、迷いがなく、①②を一切行わないからです。もしくは、学習法が自分の中で確立されているからです。

では英語について、どのような手法を持ちいれば①②をほとんど行わないで英語学習ができるのでしょうか?それが、本記事のテーマであり、本ブログのテーマでもある「CEFR」と「英語上達完全マップ」です。

どちらも素晴らしいものですが、ここに英語資格を加え、英語学習の体系を作ってしまえば、そのラインから大幅に外れることさえしなければ、①②に多くの時間を費やすことはなくなるでしょう。具体的な活用方法については、次の記事をご覧ください。

今回のテーマは、以下の3つです。
CEFRと英語上達完全マップ
英語資格の攻略手順
3つの関連性と使い方

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1. CEFRと英語上達完全マップ

Cefr And Complete Map

CEFR
CEFR(セファール)は、正式名称が「Common European Framework of Reference」で日本語にすると「ヨーロッパ言語共通参照枠」となります。英語を含め、世界各国の言語をどの程度使いこなせているかという客観的な評価を行うためのものさしのことで、国際基準にもなっています。

CEFRレベルは、Basic(A1、A2)、Independent(B1、B2)、Proficient(C1、C2)の6つに分かれており、数字が大きい方が優れていることを意味します。

英語上達完全マップ
「英語上達完全マップ」とは、森沢洋介さんが提唱した英語学習法です。

この英語学習法は本としても出版されており、英語学習プランニングについて丁寧に書かれています。ただ、学習法をメインに書かれた本であることから、より実践的で具体的な例がありません。また、出版された時期が古いため、おすすめ参考書が絶版になっているケースが数多くあります。

そこで、もっとも有力とされている実践的で具体的な例として、なりしかもみじさんによる「英語上達完全マップを10ヶ月やってみた(https://kanzenmap.nomaki.jp)」があります。このサイトを参考にすることで、比較的容易に学習計画を立てることができるでしょう。

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2. 英語資格の攻略手順

Strategy Of English Qualifications

英語学習を行う上で、自分の英語能力が今どのレベルに達しているかを把握することは大変重要です。そのために、多くの学習者が英語資格を取得することでしょう。

しかし、英語資格は種類が多く、どのような手順で攻略していけばよいか分からない上に、互いの英語資格の関係も分からないことでしょう。

そこで、役にたつものがCEFRです。英語資格は、それぞれCEFRに対応しています。そのため、次のような資格対応表が用意されています。

Cefr And English Qualifications
引用:各資格・検定試験とCEFRとの対照表、文部科学省(2018.3)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/03/__icsFiles/afieldfile/2019/01/15/1402610_1.pdf

しかし、表からも分かるように最低レベルのA1の時点で英検3級合格以上、つまり高校生レベル以上しか掲載されていません。そこで、A1以下の判断基準として、NHK英語講座が独自に設けたCEFR A0を用いることで、全ての英語学習者のレベルを網羅することができます

ただし、1点気をつけるべき点として、全ての英語資格が「英語4技能」をカバーしているとは限らない点です。「英語4技能」はそれぞれ、聞く(Listening)、話す(Speaking)、読む(Reading)、書く(Writing)を意味します。

このことを考慮して、英語資格の攻略手順を立てた場合、次の表が完成します。

Qualification Guidelines
※1 旧TOEIC Bridgeで150点以上を獲得した場合に、TOEIC L&Rに移行することを「一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会」が推奨しています。
80以上とは平均であり、詳細については「TOEIC Bridge Listening & Readingスコア比較表」を用いて、旧TOEIC Bridgeで150点以上を獲得しているか確認してください。
TOEIC Bridge Listening & Readingスコア比較表、一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/bridge_lr/bridgescore_comparison_list.pdf
※2 2019年6月より始まった資格のため、明確なTOEIC S&Wへの移行基準がまだ設置されていません。

日本国内において、受験料や受験会場から容易に受験が可能な実用英語技能検定、TOEICとそのさらに上に位置するIELTSを対象としています

他の英語資格についても、それぞれCEFRが設定さていますので、そのレベルに達した際に受験してみてもよいと思いますが、ここでは英語資格の攻略手順としてのガイドラインを目的としていますので省略しています。

次に、各資格についてですが、実用英語技能検定については、英語4技能を対象と公言していますが実態としては、ListeningとReadingを中心とした試験となっていますので、TOEIC L&Rに近いと考えた方が良いかと思います。

また、TOEIC Bridge S&WとTOEIC S&Wについてですが、こちらに関しては後回しでも問題ありません。なぜなら、聞くことができて初めて話すことができる、読むことができて初めて書くことができるからです。

そのため、先に実用英語技能検定やTOEIC Bridge L&R、TOEIC L&Rに挑まれる方が効率的だと考えられます。

ただし、IELTSでは英語4技能が問われますし、受験料も高いため、表に示すように英検1級合格もしくはTOEIC L&R 945以上で、なおかつTOEIC S&W 360以上を獲得してから受ける方がよいと思います。金銭面を気にされない場合は、とりあえず受けてみるという手もあると思います。

ここで注意していただきたいことは、本記事は「自分の英語能力が今どのレベルに達しているか」を把握するための「英語資格利用ガイドライン」であり、受験や昇進のためにスコアが必要という人は、根本的に目的が違いますので参考にはなりません。

早急にTOEIC L&Rのスコアが600点必要などの条件である場合は、例え実力がなかったとしてもテクニックなどを覚えて、TOEIC L&Rを最初から受験した方が達成時間は早いかもしれません。

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3. 3つの関連性と使い方

Relationships And Usage Of Three Things

資格とCEFRの関連性については、分かっていただけたでしょうか?次は、CEFRと英語上達完全マップとの関連性になります。

CEFRについて注意すべき点ですが、インターネットで検索した場合にCommon Reference levels(共通参照レベル)がヒットしやすいです。しかし、この表は概要を表したものにすぎません。

そのため、英語学習に活用するためには不十分です。そこで、「英語4技能」別に仕分けされたSelf-assessment grid(自己評価グリッド)を使用することが最も有効です

次に、CEFRと英語上達完全マップとの関連性ですが、英語4技能の区分を「CEFR」、学習方法の区分を「英語上達完全マップ」と考えると、この2つは表裏一体の関係となっています。

つまり、英語資格試験を受験することで自分自信の実力をスコアとして測定し、そのスコアから「CEFR」の「自己評価グリッド」に当てはめます。そして自分に足りない能力を「自己評価グリッド」から抽出し、自分に今どのような学習法が必要かを逆算することができるということです。次の表が「自己評価グリッド」と「英語上達完全マップ」の関係が一目で分かるようにしたものです。

From Cefr To Complete Map

また、この表を逆にしたものが次の表です。これを使うことで、今取り組んでいる学習がどのような効果を生むかも一目で分かります

From Complete Map To Cefr

そして、これらの表をPDCAサイクルに組み込むことで、無駄のない英語学習を確立することができます。この英語学習法が本ブログ、大葉かむが実行している手法です。