振り返るな!勇気を持って突き進め!

ブログ「DIY English」の制作者「大葉かむ」です。
私は、2018年04月12日に英語学習時間が1000時間を越え、その後もさらに学習時間を積み上げていく日々を送っていったわけですが、英語学習自体には何ら苦痛を伴うことなく、楽しく学習を継続できるようになっていました。
英語資格取得という目標の1つに向かって、英検3級まで積み上げて来ましたが、その過程で英語学習に真剣に取り組むために学習以外のことも数多く学びました。このことについては、前の記事をご覧ください。
人間、まったくの無風というプレッシャーのない中で、物事を進めていけるほど、できが良いわけもなく、自らを窮地に立たそうとする意志が働くものです。
特に海外出張というタイムリミットが差し迫ることで、時間という名のプレッシャーを感じました。しかし、焦ってもしかたがないので、時間内にできることを優先順位をつけながらやっていくことにしました。
今回は、その取り組みや心の心境の変化などについて、2018年7月1日から2018年9月30日までの3ヶ月間を記事にしました。3ヶ月間の学習自体は、英語資格を中心に高校英文法と中学英語の定着化に時間をかけました。英語教材自体もぶれることなく、毎日の3時間の英語学習の中で順番に消化して行った形です。具体的に使用した教材、および学習時間は次のとおりです。

この3ヶ月間で大きく分けて2つのことを考えました。それが、
限られた時間で自分は何をするのか?
中学英語と高校英語、英語資格のバランスをどう取るのか?
という2つです。
今回はこのことについて、テーマを4つに分けて説明します。
英語学習に取り組むための勇気
中学英語に取り組む姿勢
英語資格に取り組む姿勢
高校英語に取り組む姿勢
1. 英語学習に取り組むための勇気

海外出張までの時間が差し迫ったからといって、もちろん慌てる必要はありませんでした。慌てたところで、時間が増えるわけでもなく、限られた時間をどう生かすを考えることの方がよっぽど効率的で生産性があったからです。
海外に行くまでの2年間で達成したい目標は、すでに以前から次の2つに定めていました。
実用英語技能検定(英検)準2級に合格する
高校センター試験にある程度対応できるレベルに到達する
よって、やること自体の大枠は決まっていた状態だったのですが、目標は実現して始めて目標といえるわけで、実現できなければそれはただの妄想にすぎないわけです。
英検準2級については、明確な目標であるため、ただひたすら英語教材をこなすのみという分かりやすいものでした。それに対して、後者の高校センター試験にある程度対応できるレベルというものが、若干あやふやな目標であるため、内容に幅を持たしてしまうことになりました。
そして、もう1つ問題となったことが海外生活で困らないためには、これとは別に英会話関係についても多少なりとも取り組む必要があったということです。
そこで、私に必要となったものが、「選ぶ勇気と捨てる勇気」でした。
ここで、基準となったものが海外で英語を習う際に事前にどうしても学習しておきたいかどうかでした。また、海外でも英語は学習できるということも念頭において考えました。
当たり前ですが、英語学習は今後生涯に渡って継続していく予定であり、海外出張にいったからといってそこで全てが終わるものではありません。ただ、海外出張という経験をできる限り効率的に英語学習に活用するためにどうすればいいのか、そのことは十分に考える必要がありました。
このように考えることで、1つの道筋が見えてきました。それが、高校英文法を一通りやり終えて、日本人には聞けない質問(海外出張先でする質問)を溜め込むことで効率化を図ることでした。また、時間を有する語彙力強化はできる限り積極的に行い、B2~C1レベルの語彙力強化については、最悪海外出張や帰国後に回しても良いという思いでした。
これにより、私は残り時間を焦ることなく、効率的に利用して、英語学習に取り組むことができるようになったのです。
2. 中学英語に取り組む姿勢

海外出張までにやる英語教材は、英語資格を中心に高校英文法と中学英語ですが、難易度で並べると中学英語、英語資格(英検準2級)、高校英文法という順になることは明らかでした。
そして、この3つを限られた時間で効率よく学習するためには、それぞれの効率化はもちろんのこと、3つに関連性を持たせることが重要だと思いました。つまり、それぞれを切り分けるのではなく、相乗効果によって互いに良い影響を及ぼさせるということです。
そして、中学英語教材に取り組む際に今の自分の英語能力に対して、緩急をつけることを思いつきました。
時間に焦ってしまうと、どうしても人は少しでも多くの知識を入れようと難しい問題に取り組もうとします。しかし、ときには簡単な問題に取り組むことにより、これまで得た知識を定着化させる作業も必要です。これにより土台が揺ぎ無いものとなり、以前よりも新たな知識を取り入れやすくなるため、遠回りなようで実は効率的なのです。
また、中学英文法の知識が安定化することで、高校英文法にも波及し、より理解度が増します。
しかし、やさしい英語教材ばかりでは、実力を測ることができません。そこで、高校入試対策英語教材に取り組みました。なぜなら、高校入試対策英語教材は中学英語の全体の範囲をランダムで出題してくれるからです。これによるメリットは数多くあります。
高校入試対策英語教材は、受験生のためのものと思われがちですが、中学英語と高校英語を繋ぐ上で、もっとも効率が良い英語教材なのです。その点を理解して、取り組むことでさらなる効率化が図れます。
3. 英語資格に取り組む姿勢

英検準2級の資格取得を海外出張に行くまでの目標としましたが、私はTOEIC Bridge Listening & Reading(TOEIC Bridge L&R)にも取り組んでいました。これは、海外での英会話を視野にいれただけでなく、英検と併願することで得られるメリットが数多くあったからに他なりません。
みなさんは、英語資格といえば試験対策ばかりに目が行きがちですが、当然受験者がいます。特にTOEIC受験者たちは涙ぐましい努力をされており、高得点取得者にもなれば英語学習のプロです。
つまり、TOEIC Bridge L&Rに挑み、その過程で受験者の取り組みを調べることで、モチベーションアップだけでなく、歴代の英語学習者のノウハウも学習することができるということなのです。これほどまでに効率的な学習はないと思います。
そして、英検準2級の受験自体にも大きなメリットがあります。
英検準2級は、英検3級と違いかなり難しい英語資格となっています。別物といってもいいほどの難易度の違いです。
しかし、内容自体は英検3級の知識の上に成り立っています。そのため、英検準2級が難しいという人は、中学英語を十分に理解できていないことを意味するのです。
そして、この英検準2級への取り組みは、高校英文法を確固たるものにすると同時に、中学英文法をしっかりとした土台に仕上げる役目も担ってくれるのです。このことから分かるように、中学英語と高校英文法の学習と並行して英語資格取得に取り組むことで、より多くの成果を得ることができます。なお、この期間に挑戦した英語資格の結果は、以下となります。
2018/07/08:英検3級2次合格(R:550/550 L:420/550 W:458/550 S:384/550 T:1812/2200)
2018/09/02:TOEIC Bridge L:70 R:76 T:146
4. 高校英語に取り組む姿勢

高校英語を学習する上で、中学英文法さえしっかりしていれば、高校英文法自体は全体を把握するだけである程度は理解できます。もちろん、これは英検準2級やセンター試験レベルという上での話しで、実際に実用レベルにするためには数多くの問題に取り組む必要があります。
しかし、高校英文法をより深く理解するためには、結局のところ動詞や前置詞など品詞レベルの理解が必要不可欠であり、そのためには語威力強化(ボキャビル)が欠かせません。
特に難しいとされている文法項目において、使用される英単語は語彙レベルも高いものとなっています。そこで、腰を据えてボキャビルを行うことが必要であり、そのための持久力が英語学習者には求められます。
これは、今までの英語学習以上に忍耐力が要求されるものですが、根性だけ突き進めていけば、いずれは疲労して挫折してしまいます。
ボキャビルにおいては、モチベーションの維持に努めるとともに、その先を見据えた先見の明が必要なのです。
そして、その先見の明を持って、一歩一歩確実に突き進むことで、より大きな成果が得られるというわけです。
そして、いよいよ海外出張に出発する日が目の前に差し迫ってくるわけですが、このことについては次の記事をご覧ください。
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