多読で学ぶ英語学習法 めざせ100万語!

多読で学ぶ英語学習法 めざせ100万語!

ブログ「DIY English」の制作者「大葉かむ」です。

みなさん、英語学習法に多読というものがあるのはご存知ですか?多読は効果的な学習法として広く知られていますが、その詳細をご存知ですか?

多読と一言でいいますが、多読には多くの意味が含まれています。それが、「一般的な多読全般を指す言葉」「SSSの多読法」「プレ多読」です。なんとなく使い分けている方もいるかと思いますが、それを明確にすることで、より効率的な学習法を学んでみませんか?

ということで今回のテーマは、以下となります。なお、各レベルごとの学習法については、めざせ100万語!多読で学ぶSSS英語学習法(Copyright SSS Extenisve Reading Study Group:https://www.seg.co.jp/sss/)を分かりやすくまとめたものとなっています。詳細は、引用元をご確認ください。
多読とは?
英語初心者のための多読学習法
英語初級・中級者のための多読学習法
英語上級者のための多読学習法

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1. 多読とは?

Whats Extensive Reading

多読(Extensive Reading)とは、文章を一つ一つ分析(精読)することなく、大意を把握する学習法(読書法)です。

一般に言われている多読は、SSS(Start with Simple Stories)の多読法を意味します。SSSの多読法は、英語初級者でも楽しく始められ、楽しく続けられる多読法です。

従来の多読で推奨されたやさしい本は、大人向けペーパーバック(大衆小説)であるため、英語上級学習者でなければ読み切ることができません。

それに対して、SSSの多読法は、非常に易しい本(例えば絵本)からはじめるもので、従来の多読法の10以上の量を読む方法です。この非常に易しい本から段階的にレベルを上げていく取り組みは、多読(大衆小説)の前段階の処理ということからプレ多読として区別されることがあります。

また、この手法は100万語単位で読むことを目標とする多読法で、年間100万語から200万語を読むことが十分に可能となっています。さらにSSSの多読法は3つの特徴を有しています。
高い効果
多読3原則
YL(読みやすさレベル)

高い効果
SSSの多読法は、「楽しいからあきない」「自分のペース・好みによって本が読める」「今までの英語学習に比べて、多くの英文に触れる」ことができます。その結果、多くの英語にたくさん触れることで、無理に暗記することなく自然に英語が理解でき、読み書きができるようになります。

多読3原則
SSSの多読法は多読3原則として、
・辞書を引かない(引かなくてもわかる本を読む)
・分からないところは飛ばす(わかっているところをつなげて読む、類推)
・つまらなくなったら止める(1、2の原則で楽しく読めない本は読まない)
というルールが存在し、苦痛をともなわない学習法となっています。

YL(読みやすさレベル)
YLとは、SSS英語学習法研究会が、読者の意見を参考に洋書に付与した値です。この値は日本人の大人にとっての読みやすさレベルを表し、0.0~9.9 の範囲で設定されます。なお、値は小さいほど読みやすいものとなっています。

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2. 英語初心者のための多読学習法

Extensive Reading Learning Method For English Beginner

英語初心者とは、
・英語が得意ではない中学生
・高校時代英語が苦手だった大学生
・英語をほとんど忘れてしまった社会人
というレベルの人です。

また、条件として以下の3つがあります。
・簡単な英語が理解できる(中学1年生レベル)
・わからない基本単語について、適切な助言をする教師がいる
・基本単語100語から200語の絵本を数多く用意することができる。

しかし、これらの条件を満たすことは非常に難しいため、基本的に初心者は多読を行うことは困難です。もし条件を満たすことができた場合、300時間程度の読書でやさしい一般書が読めるようになります。また、後で述べますが教師が用意できない場合でも多読は可能です。

学習方法としては、まず1ページに2~3語の単語・短文しかない絵本を用意します。このような絵本を用意することで、絵から言葉の意味を予測することができます。ここで重要なことは、日本語に訳す(辞書を引く)ことなく、英語として漠然とした意味をとらえることです。

1冊読み終えた後は、意味が知りたい言葉ある場合に、教師に質問することができます。教師は、その意味を答えるのではなく、ヒントを与え解答を導かせるようにします。また、それが難しい場合は、対話をしながら基本的な語義を教えることが重要となります。

教師が用意できない場合は、さらにたくさんの本を読む必要がありますが、継続することができれば、教師がいる場合よりも高い効果を得ることができます。ただし、自習の場合に辞書を引いていいのは、1冊につき3語程度までです。

初心者用の教材には、CDがついている場合が多いです。その場合は、併用することも有効です。また、可能であればシャドーイングも実施することが望ましいでしょう。

最後に注意点として、初心者は英語について強い恐怖感・嫌悪感をもっている人もいるため焦らず、個人の進み具合に合わせて、本のレベルを進めたり、戻したりとゆっくり進めていくことが重要となります。

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3. 英語初級・中級者のための多読学習法

Extensive Reading Learning Method For English Independent

英語初級・中級者とは、
・英語が少し得意な中学生
・英語が普通にできるが壁を感じている高校生
・高校時代英語が少し得意だった大学生
・学生時代は英語を勉強したものの、今は英語をそんなに使っていない社会人
というレベルの人です。

また、条件として以下の3つがあります。
・簡単な英語が理解できる(中学1年生レベル)
・継続する強い意志がある

もし、近くに多読学習法を教える教室があれば、そこに通うことが一番確実で100万語達成率が高くなります。

なぜなら、以下の3つの環境が用意されているからです。
・本が豊富に用意されている
・定期的に教室に集まり、一緒に学習する友達がいる
・適切な読書指導をする教師いる

学習方法としては、まず辞書無しで読んでもわかる本を選ぶことが基本です。辞書を引く場合は、1冊につき3語までとします。それ以上引いてしまうと読書を楽しむことができないため、多読3原則に違反します。

つまり、どんなに英語に自信があったとして、最初はみなさんYL 0から始めることになります。特に多読では、読書スピードが重要となるため、120 words / minから200 words / minを基準として、順々にレベルを上げていく方が効率的です。

しかし、これは飲み込みの早い子供を対象とした速度であり、大人になってから始める場合には、初期の段階で速度にこだわる必要はありません。初期の段階とは具体的には、多読開始後200万語以内を指します。

なぜなら、大人の場合は楽しめるかどうかが大変重要であり、100万語を越えたあたりから自然と速度が上がるためです。具体的な速度として、80 words / minから100 words / minでも楽しめるという報告があります。

初級・中級者のYLレベルをあげる基準は以下のとおりです。

Plan Of Extensive Reading Learning Method For English Independent

この表を基に学習を進める上で、多読3原則は守って下さい。

また読書スピードは、毎回測る必要はありません。10万語に1度程度、5分間の計測でかまいません。また、計測すること自体は必須ではないため、苦痛を感じる場合は計測することなく、快感だけを基準にすすめてかまいません。

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4. 英語上級者のための多読学習法

Extensive Reading Learning Method For English Proficient

英語上級者とは、
・英語はやや得意だけれども壁を感じている高校生・大学生・社会人
というレベルの人です。といっても、中級者との線引きが非常に難しいです。

そこで公式サイトでは、「Penguin (LONGMAN) の Easystarts の本をどれか1冊立ち読みして、4分未満で読めた方」としています。これも、よく分からない人がいると思います。

Penguin (LONGMAN) の Easystarts の本とは、もっとも簡単な本で1冊あたり約800wordsから1000wordsのものです。つまり、簡単な洋書で200 words / minの読書スピードを出すことができるかが基準となります。

次に英語の得意な人との境界線ですが、英語単語をよく知っているにもかかわらず、ペーパーバックを1冊読むと疲れきってしまう方がやや得意な人です。その理由として、以下のどれかを行っているからとされています。
・日本語に翻訳しながら読んでいる
・わからない単語を辞書で引きすぎている
・100%意味を理解しようとして、何遍も繰り返しながら読んでいる

この3つを断ち切るために、多読は効果的とされています。

上級者のYLレベルをあげる基準は以下のとおりです。

Plan Of Extensive Reading Learning Method For English Proficient