英文法:英文の基本構造

英文法:英文の基本構造

ここでは、英文の基本構造を理解します。

英文という1つの塊がどのように作られているのかイメージするために、最小単位にまで分解して考えます。このページは、とても重要な内容となっています。ここにある内容を1つでも分かっていないと英語学習を挫折することにつながりますので、全ての内容を完璧に頭に叩き込んでください。また、英文法で分からないことがあった際は、ここに立ち戻るように心掛けてください。英文法の基本中の基本がこのページに全て集約されています

学習テーマ
・英文の基本構造を学ぶ。
・英文法を説明するために使われる用語を覚える。


Advertisement

1. 品詞

1.1 概要

・品詞とは何か?
・品詞の種類は?


英語の単語は、その働きによって10種類の品詞(Parts of Speech)に分類されます。なお品詞とは、 単語を文法的性質によって分類した種類のことです。

名詞(Noun):
・人や物事の名を表す。
・数えられる名詞と数えられない名詞がある。
・主語、目的語、補語になる。

冠詞(Articles):
・名詞が不特定か特定化を示す。
・名詞の前に置く。

代名詞(Pronoun):
・名詞の代わりをする。
・人称代名詞や指示代名詞などがある。
・冠詞や修飾語句をつけることができない。

形容詞(Adjective):
・人や物事などの性質、状態、数量などを表す。
・名詞を修飾する。
・補語になる。

副詞(Adverb):
・様態、場所、時、頻度、程度などを表す。
・動詞や形容詞などを修飾する。

動詞(Verb):
・人や物事の状態や動作を表す。
・自動詞用法と他動詞用法がある。
・主語の人称、時制などによって形が変化する。

助動詞(Auxiliary verb ):
・話しての判断などを表す。
・動詞と組み合わせて使う。

前置詞(Preposition):
・前置詞句を作る。
・名詞や代名詞の前に置く。

接続詞(Conjunction):
・語と語、句と句、節と節などを繋ぐ。
・等位接続詞と従属接続詞がある。

間投詞(Interjection):
・話し手の感情を表す。

・英語の根幹にかかわる部分のため、一覧を全て頭に叩き込みましょう!

1.2 解説

一覧表を覚えることはもちろんのこと、それぞれの品詞の関係を理解する必要があります。10種類の品詞の中で、中心となっているものが名詞と動詞です。つまり、2つの派閥があると考えてください。この2つを中心にどちらの派閥に属するのか、もしくはどちらの派閥にも属するのか、属さないのかということになります。

名詞の派閥に属するものが冠詞、代名詞、形容詞、前置詞となります。冠詞は名詞が不特定か特定化を示すものですから、常に名詞とセットになります。代名詞は名前の通り、名詞の代わりをする役割を持っていますが、ときにセットで使う場合(所有格)もあります。どちらにしろ、名詞と仲が良いことになります。形容詞も名詞を修飾するわけですから常にセットということになります。前置詞は、名詞や代名詞の前に置いて、前置詞句を作ります。

次に動詞の派閥に属するものですが、助動詞のみです。助動詞は、名前から分かるように動詞と組み合わせて使うものです。

そして注意が必要なものが副詞です。一見すると副詞は、動詞派閥に見えるかも知れませんが違い。副詞は、形容詞と相反するもので、形容詞が修飾するもの(名詞)以外を修飾します。そのため、動詞を修飾するのですが先ほどの一覧からも分かるように形容詞も修飾するのです。形容詞は自分自身を修飾することができません。そこで、副詞が形容詞を修飾するのですが、形容詞を修飾するということは間接的に名詞を修飾していることになるわけですから、コウモリ(どちらの派閥もいったりきたりする)的立ち位置ということになります。

最後に、派閥とは関係ないものとして、接続詞、間投詞となります。接続詞は、品詞ではなく、語と語、句と句、節と節という別の視点で英文を見ているため、派閥に影響されません。また、間投詞もそれ単体で話しての感情を表すため、派閥に関与しないのです。

・品詞には、派閥がある。
・名詞派閥には、冠詞、代名詞、形容詞、前置詞がいる。
・動詞派閥は、助動詞のみ。
・副詞は、コウモリ的立場にいる。
・接続詞と間投詞は、派閥に属さない。


補足として数詞についてですが、「詞」という文字が付くため勘違いする人がいますが、品詞には含まれません。数詞は、名詞もしくは形容詞として使われます。

・数詞は、10種類の品詞に含まれない。
・数詞は、名詞または形容詞の働きをする。


品詞を理解することは、今後の英文法を理解する上での基礎となるだけでなく、無駄な暗記や理解を必要としなくなります

例えば、次のような英文があるとします。

①I met a friend of my sister’s in front of the station.
 私は駅の前で姉の友人に会いました。


この英文で、”a my sister’s friend”とすることができないのですが、英文法書などでは冠詞(a)と所有格(my)を続けて名詞の前に置くことができないというような説明がしてあります。しかし、冠詞はそもそも名詞の前に置くものです。所有格は代名詞(所有格の人称代名詞)のことですから名詞ではありません。そのため、冠詞と所有格を続けて名詞の前に置くことができないのです。先ほどの例文をもう一度確認すると”a friend”となっており、ちゃんと名詞の前に冠詞が置かれています。このように、根本(品詞)を理解していれば難しい説明が出てきても悩む必要はありません

今後、英文法の知識を高めていく上でも、品詞はしっかり頭に入れておきましょう。中学時代に英語が嫌いになる人の多くは、中学のときにこの品詞の部分をしっかりと理解しないまま授業を進めたからに他なりません。

・品詞を理解すると無駄な暗記や理解が必要なくなる。
・中学時代に英語につまづいた原因は品詞にある。

Advertisement

2. 句と節

2.1 概要

・句、節とは何か?


句(Phrase):

・2つ以上の語のまとりまりが1つの品詞と同じ働きをする。
・主語と述語動詞がない。

節(Clause):
・2つ以上の語のまとりまりが1つの品詞と同じ働きをする。
・主語と述語動詞がある。

2.2 解説

句と節には、名詞と同じ働きをする名詞句と名詞節、形容詞と同じ働きをする形容詞句と形容詞節、副詞と同じ働きをする副詞句、副詞節のそれぞれ3ずつに分類されます。ただし、これらは文中での働きによる分類であり、接続の関係においては、節は等位節、従属節、主節の3つに分類されます。また、前置詞句は形容詞句と副詞句の2つの働きをします。

・句には、名詞句、形容詞句、副詞句がある。
・節には、名詞節、形容詞節、副詞節がある。

・節には、等位節、従属節、主節という分類方法もある。
・前置詞句は、形容詞句または副詞句の働きをする。

Advertisement

3. 文の要素

3.1 概要

・文の要素はいくつあるのか?


文の要素には、主語(S)、述語動詞(V)、目的語(O)、補語(C)、修飾語(M)の5つがあります。

主語(Subject):
・主部の中心となる語である。
・主語になれるのは名詞、名詞句、名詞節である。

述語動詞(Verb):
・述部の中心となる語である。
・状態や動作を表す。
・述語動詞になれるのは動詞である。
・動詞を含んだ2語以上になることもある。
・単に動詞と呼んでもよい。

目的語(Object):
・動詞が表す動作などの対象となる語である。
・他動詞の後ろに置かれる。
・目的語になれるのは名詞と代名詞、名詞句、名詞節である。

補語(Complement):
・主語や目的語を説明する語である。
・文が成り立つために必要な語である。
・補語になれるのは名詞、代名詞、形容詞、名詞句、名詞節である。

修飾語(Modifier):
・主語、動詞、目的語、補語を修飾する語である。
・名詞や代名詞を修飾して形容詞の働きをする。
・動詞や形容詞などを修飾して副詞の働きをする。
・英文から修飾語を除いても文が成立する場合が多い。

3.2 解説

英語の文は、これら5つの要素を組み合わせることで成り立っています。しかし、英語の4つの主要素となると修飾語が含まれません。

英文は主語、動詞を中心に形成され、目的語と補語は動詞との関係が強く、文を成立させるためには必要不可欠なものとなっています。その点、修飾語はその名のとおり、4つの主要素を修飾するためのもので、英文を形成する上で絶対に必要なものとはいえないため、主要素に含まれません。

・文の要素には、主語、動詞、目的語、補語、修飾語の5つがある。
・文の主要素には、修飾語は含まれない。

Advertisement

4. 文

4.1 概要

・文の種類はいくつあるのか?


平叙文(Declarative Sentence):

・単に情報を伝える文の形である。
・肯定文と否定文がある。

疑問文(Interrogative Sentence):
・相手にはい、いいえの2択、もしくは具体的な情報を求めるときに使う文の形である。

命令文(Imperative Sentence):
・相手に何らかの行動を直接求めるときに使う文の形である。

感嘆文(Exclamatory Sentence):
・何かに強い印象を受けて、そのことを強調して表したいときに使う文の形である。

4.2 解説

英文は、5つの要素がある順序で並び、事実や考え、気持ちなどを伝えるものです。文の最初は大文字で始まり、文の終わりにはピリオドや疑問符、感嘆符が付きます。

・文には、4種類ある。
・文の最初は大文字である。
・文の終わりには、ピリオド、疑問符、感嘆符が付く。